農業部門


沖縄県の各農業高校(単独校4、併置校2)では科学技術の進展に伴い、社会のニーズに対応した人材育成に努めるとともに、地域に根ざした農業教育を推進するため特色ある学科を設置し、日頃の教育活動に取り組んでいます。
今回の全国産業教育フェア沖縄大会では、『沖縄から発信「農業の業(わざ)〜広めよう島の宝〜』をテーマに、各農業高校での特色ある学習内容について展示・発表します。

沖縄県の農業高校紹介 

北部農林高等学校 中部農林高等学校(農業・福祉の併置校)
南部農林高等学校 宮古農林高等学校
八重山農林高等学校 久米島高等学校(普通科・園芸科の併置校)


作 品 展 示   


北部農林高等学校は、各学科で取り組んでいるプロジェクト学習の成果をパネル展示を行います。
沖縄の在来豚「アグー」を復活させた取り組みの紹介や「名護らん」のバイオ苗によっての増殖活動、キノコの培地に関する研究についての取り組みを展示発表します。


中部農林高等学校の園芸科学科は、「沖縄の野生らん」の保護活動に積極的に取り組んでいます。
その保護活動の内容をパネル展示により紹介し、「美ら島バイオボトルで野生らんを身近に感じて」をテーマにバイオボトルの作成体験もできます。
南部農林高等学校は文部科学省の指定を受け、昨年度まで「目指せスペシャリスト」事業に取り組んできました。
今回のフェアでは、食品技術科が糸満観光農園と共同開発したパッションフルーツを使用した新商品「ぐっとにゅー」の開発に向けた取組みについてパネル展示をします。


そのほか、

  宮古農林高等学校の
「宮古の土・水を守れ〜土壌蓄積リンの再利用で環境に優 しい有機肥料づくの〜」

  八重山農林高等学校の「島の自然について」

  久米島高等学校の「ハマボウフウの研究」

 に関するパネル展示をします。

体 験・演 示 

中部農林高等学校の熱帯資源科は、全国でも珍しい愛玩動物の飼養管理に関する知識・技術に関することを学習してます。
小・中学校で動物介在活動の実施や老人ホーム等の施設の方々を学校に招き、動物セラピーを通してミニディサービスを積極的に行っています。
このような特色ある取り組みを展示し、動物との触れ合い体験もできます。


このほか、北部農林高等学校で栽培したサトウキビを用いた「黒糖づくり」の体験もできます。

即 売 

北部農林高等学校の販売予定品目
黒糖・草花苗・観葉植物・ナゴラン・寄せ植え・葉野菜類
鉢物(タイワンモミジ・トラノオ・シマトウガラシ等)・パイン飲料・酸乳飲料
トロピカル飲料・マフィン・マドレーヌ・クッキー



中部農林高等学校の販売予定品目
鶏卵・草花・ラン・葉野菜類・鉢物・酸乳飲料・マフィン ・マドレーヌ・クッキー・ヒラミレモン飲料


南部農林高等学校の販売予定品目
鶏卵・草花苗・バイオ苗・観葉植物・小菊・ダイコン・
キャベツ・パッション酸乳・マフィン ・マドレーヌ・
クッキー・ヒラミレモン飲料


作 品 ・ 研 究 発 表 

中部農林高等学校の園芸科学科がこれまで6年間にわたり継続研究しています。
「沖縄の野生らん保護・増殖の取り組み」
についての研究発表を行います。
 (平成19年度FFO大会 環境の部最優秀賞)
 


進路フォーラム 


日頃の学習活動のなから自己の進路実現に向けた取り組みについて農業クラブ連盟大会意見発表の部で上位に入賞した生徒が発表します。また、農業高校を卒業し大学へ進学していいた先輩の発表もあります。